4月3日(水)  
 

7時のコールでは寝たりない感じが強くしたのでもう一眠りしてしまう。9時に起床。20分に迎えが来るので速攻でシャワーを浴び、なんとか時間までに玄関へ。9時30分にサモア国立大学看護学部(Motootua Campus)に到着。看護学部内を見学後、conference roomにてミーティング。
昨日の顔合わせはセレモニーであったが、今回はじめて実務担当者レベルの協議。NUSのE-mailアドレス取得に関することと、今回の調査の枠組みに関することについて話し合う。昨日、Fulisiaに相談したときは、NUSのE-mailアドレスこそ持ってはいないが、みんなhotmail等の無料E-mailアドレスを持っているので必要ないんじゃないかという意見が聞かれたが、やはりNUSの教員としてのアイデンティティを持つうえでNUSのE-mailアドレスは必要だと強く感じたわけですな。提案はすんなり受け入れられ、登録用のフォームは私が作り、みんなに記入してもらった後Ioritanaに登録依頼するということで合意した。2つめの議題である研究枠組みの確認に関しては、大筋こちらの提案通りに進められることになった。また、子供へのアンケートでは英文よりサモア語の方が意味の取り違えなどが起こりにくいので良いのではないかというNUS教員の提案によって、サモア語に翻訳されることになった。
11時に解散。14時にまた看護学部へ。Faculty roomでサモア大学看護学部日本人留学生のナカノチエコさんに会う。滋賀県出身で高校卒業後サモア大学に留学した希有な存在である。こりゃまた珍しいのでその理由を問うと、英語が勉強したかったので英語圏での留学を望んだが、親が米国行きに反対したのでたまたま姉がホームステイしたことのあるサモアに留学することになったとのことである。サモア大学の学年は2月に始まるので、昨年2月に入学してから1年ちょいということになる。高校卒業後サモア大学に留学というのも珍しければ、選んだ学部が看護学部というのがわれわれにとって奇遇だ。
午後は コンピュータのラインをチェックする予定であったが、裸のコードがびろーんと天井からぶら下がっており、線の先にはプラグがない。こりゃだめだ、と思ったが、午前中、やると言っていたサモア語への翻訳が完成したと言うので、その検討作業に入る。翻訳をすることによって英文を読んだだけでは気がつかなかった個々の質問の意味を深く考える機会を得たようだ。たとえば、What time do you go to bed during week?という質問は、曜日によって寝る時間がまちまちな場合どう答えてよいのか迷うのではないかという意見や、昼寝などの時刻も含むのかという意見が出された。このような意見を含め、実際にpre-testを行って不都合があればmain-surveyに向けて修正していくということで合意した(単に問題を先送りしただけか?)。

16時帰室。18時30分夕食。その後ずっと資料作成。4時45分就寝。

 
 
 

 
 

Last Updated: Fri, 2002-04-26 11:13 am
Jukai Maeda (Nagano College of Nursing)