4月6日(土)

 
 

10時30分にEsetaがInselにピックアップの予定。ApiaのDowntownに連れていってもらうことになっている。まさかそこまでは寝過ごさないだろうと高をくくっていたが、フロントからの「お迎えが来たよ」という電話で目が覚める。時刻は10時22分。大急ぎで支度をしてロビーへ。いったん家に戻って子供たちをピックアップしてからApiaに行こうというEsetaの提案で、まずはEsetaの家に行く。Inselの前の道をひたすら山の方に向かって走っていく。トラックの荷台に乗っていたがだんだん空気が冷えてきた。かなり山の頂上に近いところにEsetaの家はあった。ガレージにはおびただしいビール瓶の山。このビール瓶を町へ持っていって現金に換えるという。これだけの量でST200にはなるという。Esetaの家ででしばし休憩。娘さんのNelaが相手をしてくれた。現在NUSのPreparatory YearのNelaは将来法律を学びたいらしい。さて、準備ができたというのでビール瓶の山積みされたトラックにもう一度乗り込みDowntownへ。Esetaの息子のRomaと荷台に同乗した。ビール瓶の積載されたトラックの荷台で、何でだか判らんがサモアにおけるクリスチャンの話をした。サモアのクリスチャンはカトリックが大半であり、モルモン教やムーニズムも少なからず存在しているとのこと。おまえらの国ではムーニズムは多いのかと問われたが、ムーニズムが多いのは隣の韓国であり、日本は仏教徒が多いんじゃないかと説明した。タクシーの集まっている通りでトラックを降り、ビール瓶売りさばき班(NelaとRoma)とマーケット班(Eseta、内田、前田)とに別れた。まず、工芸品の市場に行った。市場は四畳半くらいのブースに仕切られており、民族衣装のラバラバを売る店や、派手なシャツなどを売る店、民族的飲料であるカバ(現地ではAVAと発音される)を飲むための杯(カバボウル)や腕輪、ネックレスなどを売る店などが所狭しと軒を連ねている。家族用に腕輪と自分用にラバラバを購入し、市場を後にする。つぎにそこから15分ほど離れたところにある食品の市場に歩いて行く。こちらは、果物やら野菜やらタロ芋のオンパレード。Esetaがヤシの実ドリンクを振る舞ってくれた(ST2 each)。注文すると、店のおばちゃんが、にいちゃんだったかも、まあどうでもええわ、クーラーボックスの中からヤシの実を取りだし、ナイフで器用に穴を開けてストローを挿してくれる。Esetaは飲み終わったらヤシの実を飼っている豚のえさにするからくれと言ったが、半分くらい飲んだところで「もう飲めんわ」ってな気分になった。いや、別にまずいとかうまいとかじゃなく、同じ味の飲み物をそんなにいちどきには飲めなかっただけ。残りはEsetaに差し上げた。そういえば、このヤシの実、道端の至る所に捨てられている。いずれは土に還るのでエコロジーとも言えないこともない。ストローさえささっていなければ。さて、昼飯でも食おうということになり内田先生のリクエストでSailsに。Fish and Chips。このSailsは、Apiaの海沿いの通りに面した2階建てのレストランであり、2階のテラスからだと海が一望できる。日本だったら、デートスポットとしてカップルが集まりそうな絶好のロケーションではあったが、客はまばらであった。土曜の昼飯、というのがまずいのか、そもそもそういうシチュエーションに価値を置かないのか不明である。その後目を通したJICAの「短期滞在者の手引き」では「西洋料理」の店として紹介されていた。その後Esetaと別れ、Aggie Graysに行くが、売店等はすでに閉店しており、ほかの店もほとんど閉店。土曜は半ドンなのだ。たまたま開いていたスーパーでこちらのTVで盛んにコマーシャルを流しているCCKコーヒーを購入し、タクシーでホテルに戻る。晩飯は昨日小売店で買ったひき肉と缶詰めでアメリカ人が好きな(と缶に書いてある)Sloppy Joeとやらを作ってみる。ケイジャンのようなものと考えていたが、実際にはひき肉のケチャップ炒めみたいなものになった。これをハンバーガーバンズにはさんで食べるそうだ。アメリカ人はたしかに好きかもしれない。内田先生にも食べてもらったが1個でごちそうさまという感じ。わたしは責任をとって3つ食べた。
3時就寝。

 
 
 

 
 

Last Updated: Fri, 2002-04-26 11:13 am
Jukai Maeda (Nagano College of Nursing)